トップページ>めおとぎつね
絵師が精こんこめて作り上げたのは、定助が三年かかって集めた一文銭を使っての二匹の狐の大絵馬だった。 二人は大八車に大絵馬を乗せて、ふたたび武州松山の箭弓稲荷をめざして、江戸をあとにした。 箭弓神社についた二人は、世話になった「松屋」の主人や、大勢の人の手をかりて、拝殿の軒に、持って来た「めおと狐」の大絵馬をかけた。